英語でザセツしたり、ザセツしそうになっている皆さんはどのようにして、勉強を進めているでしょうか?
あまり、勉強が進まない方は、英語とはどういう順序で上達してゆくか?という全体像としてとらえてから、スモールステップを上がって行くのが良いと思います。
ということで、このページでは、英語の上達の順序を説明して、どのようなスモールステップ踏めば良いか説明していきますので、参考にしてみてください。
このページの結論は単純なんですが、「急がば周れ」、「学問に王道なし」なんです。
と少し厳しそうなことを書いてしまいましたが、安心してください!
つまづくポイントは、限られているので、そこだけ頑張れば、OKです。
最長でも、30分 x 22日間(当ブログ試算)
約1ヵ月継続すると、英語の意味がわかる=>英語が面白くなる =>勉強がはかどる =>英語の意味がもっとわかる...
という好循環に入っていきます!
わたしはというと、某旧帝国大学の理系出身ですが、受験の時も英語試験も自信を持って受けて、見事合格できました。
その受験勉強の惰性で、社会に出てからも、海外のお客様や協力会社さんと、打ち合わせや技術文書のやりとりで、英語をバリバリ使って仕事しています。
本職の英語の先生とは方針が違うかもしれませんが、実践向きであることは確かですよ。
また、子供が英語嫌いになって困ったのですが、つまづいたポイントまで戻って、1日10分教えたところなんとか1ヵ月弱で軌道修正できたという実績ありです。
ということで、英語の勉強方法について、紹介してゆきますね。
英語のザセツのしどころ
英語はステップ・バイ・ステップ
英語の学習初期段階は、小さなステップを積み上げながら、上達してゆくので、どこかのステップで「自分は不得意だ」と思い込んでしまうと、なかなかやる気にならず、負のスパイラルになってしまいます。
特に、初学者(中学英語レベル)のころは、前のステップで勉強した内容の上に、新たな学習項目が積み重なるので、一か所でツマヅくと一気に英語が不得意になってしまう可能性が高いのです。
例えば、単純な疑問文
“Do you like apple?”が作れないのに、疑問詞を使った
“What kind of fruit do you like?”は作れないですよね?
マイペースで学習できれば、必ず上達します
とくに学校の集団学習では、一人ひとりの進み具合に合わせて授業をやるわけにはいかず、追い付けない人を助長してしまうのです。
でも、自分がどこでつまづいたのか、振り返ってそこを自分のペースで集中的に復習すれば良いのです。
積み重ねる一つ一つのステップは、比較的簡単なので、少し集中してやると、「あぁ、そういうことを言ってたのかぁ」となるものです。
なお、英語のザセツポイントは、以下のページに纏めていますので、自分のツマヅきポイントを確認して、ご自分に合った場所からステップを踏んで上達してください。
ザセツから復活するには、中学英語の1,2年生の部分を、しっかり復習すれば、必ずや英語嫌いから脱出できると思います。
復習というと、大変そうなイメージですが、一つ一つのステップは、大したことないので、30分x約15回程度で直ぐに知識はリカバー可能です。
このページの最後に紹介する本の”受動態”まで頑張りましょう。
この15回に加えて、練習問題を30分 x 7回やれば、合計22回勉強すればおおむね知識は定着して、だいたいの英文を読んでも辞書を引きながらだいたいの意味は解るようになるので、頑張ってみてくださいね。
英語が上達するとは?
ここからは、英語上達のイメージを書いておきたいと思います。
復習を開始するときには、これから説明するイメージを持っておくと、効率良く勉強できると思います。
まずは英語上達の全体イメージです
英語の文章が判るようになるのは、以下の細かいステップの積み重ねです。
まずレベル1.1の文を勉強する
=> 文法を形作る単語を覚える => 文法を理解する => 英文を解釈解釈
=> そして次のレベル1.2へ
=> 文法を形作る単語を覚える => 文法を理解する => 英文を解釈解釈
=> そして次のレベル1.3へ
=> 文法を形作る単語を覚える => 文法を理解する => 英文を解釈解釈
=> そして次のレベル2.1へ
...
この繰り返しで、どんどん上達してゆきます。
ここで言っている”レベル”というのが、どの程度の区分けなのか、判りにくいかもしれませんが、例えていうとこんな感じです。
レベル1.1: be動詞の肯定形 例:This is a pen
レベル1.2: be動詞の否定形とその返答 例:Is this a pen? Yes it is.
レベル1.3: be動詞の疑問形とその返答 例:What is this? This is a pen.
レベル2.1: be動詞の 過去形 例:I was a student at that time
文法を勉強するときに、文法を形作る単語を覚えよう
文法を形作る単語とは、動詞とその変化形、それから助動詞、慣用的に用いられる連語などです。
動詞とその人称と時制の変化形:be, is, am, are, was, were….
助動詞:can, will, must, be able to…..
慣用的に用いられる連語:as soon as ~、not only xxxx but also yyyy….
文法を形作る単語は、これは頑張って覚えないと、どうしょうもないので、頑張って覚えてください。
文法を形作らない単語の記憶
文法を形作らない単語は、あまり血マナコになって覚えなくてよいと思います。
出てくる単語を覚えるに越したことはないのですが、そこでザセツ感を味わうくらいだったら、次に進んでしまいましょう。
うちの息子の例をみていると、文法はだいたい判っていたのですが、単語を正確に覚えないと点数が取れず、だんだん嫌いになっていったようです。
でも単語は、興味をもてばどんどん覚えていくので、文法の基礎を克服したあとに記憶してゆくほうが、覚えやすいと思います。
オトナのあなたは、自分の興味のある分野の英文をどんどん読んで、覚えていけばよいわけです。
単語の記憶...語彙(ボキャブラリー)の増やし方
単語の記憶は、苦痛な作業ですよね?
わたしからの提案ですが、英語の学習を以下の2つのステージに分けて、単語の勉強方法を変えると良いと思います。
a. 基礎勉強(中学1, 2年レベル)のとき
まず、中学2年レベルの英語を学習・復習しているときは、文法を形作る単語は、ガンバって覚えてください。
文法を形作らない単語は、ワキに置いておいても良いと思います。
文の構造や、法則の文法を覚えることに集中したほうが、進みが早く、モチベーションも維持できると思います。
b. 中学3年レベル以上の英語を勉強しているとき
このとき、文法の力はある程度ついてきており、出てくる文章も複雑になってくると思います。
文章がある程度興味が持てるものも多くなってくると思いますので、文章と一緒に、単語を覚えるようにしていったほうが、定着率が良いと思います。
具体的な単語の覚え方で、わたしが実践した方法は、以下のページに書きました。興味ある方は参考にしてみてください。
具体的な教材
レベルに応じた、教科書をじっくり覚えるのが良いと思います。
中学レベルの英語は教科書がピッタリだと思います。割り切って、勉強するのが、文法を体系的に覚える近道だと思います。
しかし、中学校の教科書は、オトナにとって話題が面白くなかったり、文法を覚えるのに不要なこともいろいろ書いてあります。
以下のようなオトナのための中学レベル英語の本が良いと思います。
問題集も併せてやるとカンペキです。
ということで、まずは、最大22日間くらいかけて、基礎文法の復習をしてみてください。
とうぜんながら、やっていると「こんなところカンタン!」と思うところもあるので、そこはどんどん飛ばして先に進んでくださいね。
まとめ
このページで書いたポイントです
英語のザセツしそうなポイントをカンタンに説明しました。
英語の上達はステップ・バイ・ステップですね。
ステップ・バイ・ステップで勉強するためには、中学2年生レベルの簡単な文法をやってください。
勉強のペースになりそうな、教材を紹介しました。
どうでしょうか?
勉強のイメージがわいてきたでしょうか?
皆さんの英語学習が再スタートを切れれば幸いです。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!