英語の勉強

他人には聞こえない?! パーソナルスピーカー / 英語の翻訳

音楽やゲームサウンドを、自分だけで楽しむには、イヤフォン・ヘッドフォンをつける必要ありますよねぇ。
でも、この記事で紹介されているスピーカは、自分の耳に直接音を届けてくれるようです。

本日もengadgetさんのウェブページの紹介です。
New device puts music in your head—no headphones required

技術的に興味を持てるのは、以下の2点;
1) 自分の耳の、空間的な位置を追跡して、
2) 耳の周辺だけに超音波を使って、音場を作る
という技術が面白いポイントです!

技術的にはあまり深く書いてないので、直接翻訳してゆきますよぉ。

記事の翻訳していきますね

 

パーソナルスピーカのメリット

まずは、パーソナルスピーカのメリットその1を翻訳してゆきますね。

 

原文1つめです

Imagine a world where you move around in your own personal sound bubble.
You listen to your favorite tunes, play loud computer games, watch a movie or get navigation directions in your car—all without disturbing those around you.

 

翻訳です

=意訳=
あなた専用の音の泡の中を動き回る世界を想像してみてください。
そこでは(*1)、あなたの周りを邪魔することなしに、好きな音楽(*2)を聴いたり、うるさいテレビゲーム(*3)で遊んだり、映画を見たり、車の中ではナビゲーションの案内を聞くことができます。

*1: 英文にはこれにあたる句は無いが、自然な日本語になるように追加。
*2: 辞書には”音楽”という意味は無いが、旋律、メロディーなどいずれもシックリこなかったので、一般的な語を使った。
*3: 厳密にはテレビゲーム(video game)ではなく、コンピュータゲーム。

 

英単語・語句

tune: 旋律、調べ、メロディー、高さ、調和、整調
direction: 方向、指示、案内

 

原文2つめです

スピーカのメリットはもう一つ書いてあります。

On Friday it will debut a desktop device that beams sound directly to a listener without the need for headphones.

翻訳です

=意訳=
金曜日に、イスラエルのノベト・システム社は卓上デバイスをデビューさせる。そのデバイスは、ヘッドフォンを必要とせずに、直接聞き手へ音を発するのだ。

 

英単語・語句

debut: 初公開する、デビューさせる、初めて市場に投入する
beam: (光、電波などを)発する、笑って表現する

 

パーソナルスピーカのしくみ

この記事にはスピーカの仕組みは、チョーかんたんにしか書いていません。
でも、仕組みがだいたい想像がつくような2文を翻訳しておきますね。

 

The technology uses a 3-D sensing module and locates and tracks the ear position sending audio via ultrasonic waves to create sound pockets by the user’s ears.

 

翻訳です

=意訳=
この技術は、超音波を使って可聴音を送り(*1)、ユーザの耳の近くにサウンドポケットを作るのだが、そのために、3-Dセンシングモジュールを使ってユーザの耳の位置を探しだして追いかけている。

*1: sendingの文法的用法が今一つ不明確だった。ここでは、to create sound pocketsの句を説明するための現在分詞と解釈して訳出している。

=技術的には...=
技術的には以下の2つの要素を、上手に組み合わせることができれば、
– 超音波を使ったフェーズドアレー
– 3Dセンサを使って耳を追尾するシステム
超音波を使ってサウンドポケットを作る技術ですが、おそらく、波の干渉を利用して狭い範囲に望むような波(=音)を作り出す、フェイズドアレイと言われる技術を使っているのでしょう。
指向性スピーカやアンテナで使われる技術ですが、聞こえない超音波を使って、聞こえる音を作りだしていると思われます。

 

英単語・語句

tune: 旋律、調べ、メロディー、高さ、調和、整調
direction: 方向、指示、案内

 

おわりに

今回のページはいかがでしたか?

イヤフォンをハメずに、音楽やポッドキャストを聞けると煩わしくなくて良いですよね。
でも、しゃべるのは周りに漏れちゃうので、双方向コミュニケーションの時には今一つですねぇ。

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

なお、わたしが英文を読み書きする際に使っている、アルクのウェブ辞書「英辞郎 on the WEB」の紹介を以下のページに書いています。お時間ある方は覗いてみてください。

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