英単語、英熟語の記憶って、単調でつまらないですよね?
このページでは、効率的で、定着率の良い単語の記憶方法を紹介します。
このページでは、中学、高校、大学受験生で勉強中、社会人の方で英語が苦手な方を対象にしています。中学2年生レベルの文法の復習も終わり、これからボキャブラリーを増やしてゆく方に向けて書いています。
わたしは、社会に出てからも、海外のお客様や協力会社さんと、打ち合わせや技術文書のやりとりで、英語をバリバリ使って仕事しています。
社会に出てからというより、受験勉強の時に主にやった方法です。
英語の先生のやり方とは違うかもしれませんが、実践向きで、効率的です!
なお、中学生の英語でツマヅいているかたは、以下の記事を読んでいただき、自分がツマヅいているところの該当ポイントを探して、そこを克服方法を確認してから、このページを読んで、英単語・英熟語の勉強をすることをおススメします。(英語の勉強には順番があります!)

それでは、英単語、英熟語の覚え方を私の体験に基づき、書いてゆきますね。
はじめに
対象
中学、高校、大学受験生で勉強中の方や、社会人で英語が苦手な方が対象です。
今でこそ英語もソコソコしゃべって、仕事でも使ってますが、かくいうわたしも、英単語だけの暗記というのは大変苦痛です。
でも、このページで紹介する方法で英単語を覚えられたので、ぜひ読んでみて、参考にしてください!
英単語は、全部を覚えきる必要はない!
読む文章のすべての単語を覚えている必要はありません
朗報です!
以下の理由ですべての単語を覚えている必要はありません。
- -英語を読む必要があるとき、判らない単語が有っても読むこと可能。
- -全部記憶している必要は全くありません!
みなさんも、日本語で専門外の文章を読むとき、全部の単語は判らなくても日本語として意味はわかりますよね?
かと言って、1つの文に何個も不明な単語があると判りにくいです。
感覚的に3文に1つくらいは、意味がわからない単語が出てきても、前後の内容やすでに知っている知識と総合すると、何となくわかるものです。
あまり出てこない単語を、必死に覚えても、コスパが悪いのです。
英単語は英文読解、ヒアリングの基礎
でも逆のことも言いますね。
英語を読解するのに、英単語が判らないと始まらないのです。
英語の技術文章を読み書きするには、まずは単語を覚えている必要があります。
技術文書(マニュアル)の例です;
「If you can not detect the target sample, adjust the frequency using dial A.」(もし目的のサンプルを検知できなければ、ダイアルAを使って周波数を調整してください。)
と書いてあるときに、frequencyが判らないと、なんのためにdial Aを回すのか?意図がぼやっとしますよね?
ということで、自分が読む分野や、受験に出てきそうな最低限の単語は覚える必要があります。
以下の項で、英単語の効率的な学習方法を紹介してゆきますよ。
おススメの英単語の記憶方法 紹介します!
単語の参考書
受験となると、“システム英単語”のような参考書で、単語の意味を暗記することが英語勉強の基本です。
具体的に書くと以下の2通りです;
– 参考書に蛍光ペンを引いて、隠して覚える。
– 単語帳に書き写して、最初のページから全部覚えていく
これができる方は、ぜひ継続してください。
労力はかかりますが、達成感・充実感もあり、後々必ずや英語の自信につながると思います。
辞書を引く回数も激減するため、英文読解はスムーズに運びます!
しかし、記憶が不得意な方、達成感が感じられない方には、苦痛でしかないですよね。
(わたしが、そのクチでした。)
教科書の長文、テストに出てきた単語だけ覚える...おススメ!
そんな記憶嫌いのわたしが実践できた、おススメの覚え方を紹介しますね!
この方法だと、使われているシチュエーションと一緒に覚えることができて、定着率が圧倒的に高いと思います。
具体的な覚え方です。
さっそく具体的な覚え方です。
初期段階
- 教科書やテストでわからない単語を辞書で調べます
- そしたら、調べた単語のページに小さな紙を挟んでください
このとき、辞書からはみ出た部分に、英単語を書いておきます - 辞書の単語に鉛筆で下線を引いてしまいます
- 英文読解を進めるとある程度、紙が増えてきます
それ以降
- しばらくすると、紙を挟んだところの単語が出てくるので、まず挟んだ紙を見ます
- 覚えていない場合は「あっこれ前に調べている!」と悔しい思いがこみあげてきます
- 辞書を開くまえに「なんだっけなぁ~」と思い出す努力をします
- ここで、思い出しても、思い出せなくても、辞書を見てもう一度確認。
- 挟んだ紙には正の字を書いて紙は残しておく。3度辞書を引いた場合は蛍光ペンで単語を塗っておく。
- 暇なときに、辞書に挟まれた紙を見て、確実に覚えた単語の紙は抜いておきます。
このサイクルを繰り返す
このサイクルを繰り返すと、頻出単語だけを効率良く覚えることができます。
だいたい3回くらい出てくると、ほぼ覚えられます。
受験勉強の初期にこのサイクルを繰り返しましたが、最大でも一度に挟んだ紙は40枚くらいでした。
だんだん受験勉強が進むにつれて紙の数は減り、後半では最大でも4-5枚、最終的にはゼロ枚になったので必要な単語は覚えられたということだと思います。
加えて、辞書をよく見るので、派生語を見たりして、英語の変化形に関する感度が高まったようにも思います。
結果、受験当時も単語用の参考書をすべて記憶してない
そんな感じで、出てきた単語だけ覚えておいたのですが、あとから振り返ると、参考書の中に覚えていない単語も沢山ありました。
でも、理系だったこともあり、大学受験に支障は有りませんでした。(むしろ共通テストでは英語が一番良かった...)
大学に入ってしばらくして、友達が持っていた単語用の参考書を見せてもたのですが、結構知らない単語が有ったので、みんなはすこし多めに記憶してたわけですね。
英単語の参考書のフォローです
でも、大学入ってから教養課程の英語の教科書には、その英単語の参考書に出てくる単語も沢山出てきていて、英単語の参考書はダテじゃないなとも思いました。
ということで、英単語の参考書を暗記が出来る人は、継続するべきだと良いと思います。
レベル別、単語勉強イメージ
と、いままでは、わたしの経験をベースに、学校の勉強や受験をターゲットに単語の覚え方を書いてきました。
でも、社会人になると、単語の学習のニーズは少し変わってきました。
レベル別の勉強方法をまとめておいたので、参考にしてみてください。
中学・高校・大学・社会人で英語が不得意なかた
中学1年、2年の文法に立ち返って勉強してください。
単語の記憶量は減らして良いと思います。
でも、文法を形作る単語だけは頑張って覚えてください。
詳しいことは、以下のページに書きましたので、初学者の方はこちらのページからまず読むと良いと思います。
社会人になってからの勉強(中上級者)
わたしが実践してきた英単語の記憶方法を紹介しましたが、社会に出てからはは全く英単語の記憶に時間を割いていません。
社会に出てからは、辞書を引けばよいので、読んだ英文に必要に応じてちょっとメモる程度。
英語を読む頻度も多く、また、出てくるボキャブラリも同じような単語ばかりです。
新分野に入ったときに、一度頑張って覚えると、後はそんなに苦労しないのがわたしの社会人の英語勉強でしょうか?
ちなみに、このページの一番下に紹介しているアルクの英辞郎は、用法もたくさん掲載されているので、社会人の方はぜひ利用してみてください。
英辞郎Pro Liteに無料登録すれば、広告はうっとうしいですが、例文もたくさん見れるので重宝しますよ。
英辞郎Proであれば、広告が表示されないので、より快適です!
まとめ
ということで、このページのまとめです。
1.英単語の覚えることは、英語の勉強で必須です
2.自分に合った、記憶の方法を選んでください
3.わたしが実践した「教科書やテストで出てきた単語を覚える」という効率的な覚え方をおススメします。
4.社会人になると、英文の分野が限られる場合も多いので、単語を覚えるのに時間を使わなくても良いことも多いです。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
なお、わたしが英文を読み書きする際に使っている、アルクのウェブ辞書「英辞郎 on the WEB」の紹介を以下のページに書いています。お時間ある方は覗いてみてください。
