英語の勉強

英語学習のザセツしそうなポイントを特定して、苦手意識を克服しよう!![初級編]

英語学習でザセツするのは、ある程度おきまりの場所があります。
このページでは、代表的かつ致命的な初心者がザセツするポイントをピックアップしました。

漠然と「わたし、英語が不得意」と思っている人は、このページを読んで思い返してみてください。
ザセツポイントを明確化して、そのザセツポイントから再スタートすると、意外と勉強がはかどって、判らなかった英文がわかるようになると思いますよ!

英文がわかるようになると、
英語の意味がわかる=>英語が面白くなる =>勉強がはかどる =>英語の意味がもっとわかる...
という好循環に入っていきます

実は、息子も気が付くと英語ギライになっていました。
少しづつ教えることにより、塾に行かないで、授業についていけるようになりました。
それもこれから紹介する方法を試してみた結果なので、実績あるのでみなさんも試してみてくださいね。

英語のザセツするところと、その対処方法

負のスパイラルの始まりを見つけ出せ!

英語勉強の負のスパイラル

英語の勉強は、中学1,2年生のころは小さなステップの積み上げです。
なので、簡単なことでも、一か所ツマヅくと、ドミノ倒し的に英語がわからなくなり、英語嫌いになってしまいます。

具体的には、以下のような現象になります。
-ステップ1でわからないところを残してしまう。
-次のステップ2に行ったときに、そのわからないところに積上げるので授業内容の意味がわからない。
-すると、このステップ2でも不明点が増えている。
-不明点が増えると、面白くないので勉強しない。
-授業はさらに次のステップ3に進み、さらに判らなくなる。
こんな「負のスパイラル」に陥った方は多いのではないでしょうか?

負のスパイラルの具体例

ツマヅきの例を、ごく初歩の段階で例示しておきますね。
a be動詞の疑問形 (例 Is this apple?)
b一般動詞の疑問形 (例 Do you like apple?)
c WhatやWhereなどの疑問詞を使った疑問文 (例 Which fruits do you like?)

息子の例だと、c.の疑問詞を使った疑問文が良くわからないという現象でした。
でも、実はb.の一般動詞の疑問形でつまづいていたのです。
そうすると、そこまで戻って勉強をしないと、問題解消にならないのです。
わたしの場合、a.まで戻って、ひとつづつ疑問文の作り方を確認・復習したところ、すんなり授業についていけるようになりました!

ザセツポイントを見つけて、補強することにより、かんたんにリカバリ可能です!

英語と言っても、ごくかんたんな法則の積上げなので、ザセツポイントが判ると、その一つ一つの覚えるべき要素は意外と簡単なのです。
そして、そのポイントを復習することにより、英語学習の再起動のキッカケになると思います。
自分がどこでつまづいたのか、振り返ってそこを少し復習するだけで、案外進んだりするものです。

この記事を読み進めて、自分のザセツしたポイントを特定してみてください。

代表的ザセツポイントと、復習のメリハリのつけかた

上記のように積み上げであり、一つ一つ着実に実力をつけるのが良いのです。
でも、勉強も強弱をつけないと、時間ばかり過ぎて実力上がらず、「あぁ、やっぱり英語不得意」となっては意味が有りませんね。
これからの項では、どのザセツポイントを集中的に復習すればよいか、説明してゆきますね。

代表的なザセツのポイント

この項では、ザセツする代表的なポイントを挙げて行きますね。
1) 英単語の発音、スペルの不規則性
2) aとかtheとか冠詞はつけないとか...
3) 動詞の変化形(3人称単数現在、過去、過去分詞)
4) 疑問形の作り方(一般動詞)
5) 関係詞
6) 長めの副詞句、形容詞句の解釈

このうち、どのポイントか特定して、その対策方法を実施することで、負のスパイラルから抜け出したいと思います。

ザセツポイントの復習はメリハリをつけて

前の項で、代表的なザセツポイントを上げましたが、すべて均等に復習する必要はないと思っています。
最も重要なのは、3),4)の動詞の変化形、疑問形の復習です
ここを重点的に復習してください。
勉強した時に出てきた英単語はすべて覚えておいてください。英単語はそれだけで覚えるのは苦痛なので、勉強した文と一緒に覚えちゃってください。

そのほかのザセツポイントに対する心がまえです。

1),2)の発音、冠詞は、基本が判ったらあとは気にしない。

5),6)の関係詞、副詞句、形容詞句は、基本だけ覚てください。

ここで言いたいのは、3)と4)だけは重要なので、気合を入れてしっかりと勉強してください!
ここが基礎部分だと思ってください。3),4)があやふやだと、ほかのことを学習しても応用が効かないのです。

安心してください! 物量はそんなにありません!

上で説明した、3), 4)の動詞の変化形、疑問形のは、所詮中学1, 2年生の英語です。
1日30分、15日間勉強すれば、法則や文法体系はだいたいおさらいできるはずです。

そして、法則や文法体系が判ったら、振り返り問題を、1日5問、7日間やれば、法則や文法体系は身についてパッと出てくるようになると思います。
合計30分 x 22日やれば、英語アレルギーから脱出できるはずです。

ここまでで、ザセツ項目の概要と、その対処法のイメージがなんとなくつかめてきたでしょうか。
今のところは、なんとなくでOKです。
それでは、この項では、具体的対処法を書いていきますね。

ザセツしたところのリカバリ方法を具体的に...

1)英単語の発音...理想はいったんワキに置こう!

英単語の発音でツマヅいた方に向けて、書きますね。
結論は、正しく発音しようとせず、スペルは”なんとなく”覚えて、次に進んでください、ということです。
こんなこと書くと、英語教育のプロに怒られちゃいそうですね。

別のページで、発音でツマヅく理由、正しい発音を覚えなくて良い理由、具体的な英単語の勉強方法をこれから書いておきます。安心して、正確に英単語の勉強を少し先延ばししてくださいね。

英単語の難しさは以下のような点が挙げられます。
a.スペルの不規則性
b.日本語に無い発音がある
英単語は覚えた方が良いのは確かですが、丸暗記は、モチベ的にキビシイ方が多いのではないでしょうか?(わたしもその一人です)

実務で英語をしゃべる相手は、ネイティブスピーカ”以外”が多いこともあって、正しい発音じゃなくても通じるのです。
詳しくは上にリンクを貼った記事に書いたので、興味のある方、安心したい方はぜひ読んでみてくださいね。

英単語の覚え方を、仕事で英語使っている私が紹介!英単語、英熟語の記憶って、単調でつまらないですよね? このページでは、効率的で、定着率の良い単語の記憶方法を紹介します。 わたしは、普段から英語を使って、お客様や関連会社さんと仕事を進めていますので、ある意味実践でも使える記憶方法です。...

なお、私は「正確な発音の勉強は”不要だ”」と乱暴なことを言っていません。
興味が湧かない単語の記憶は、優先度順位を少し下げて、もう少し後から覚えても良いですよ」と言ってます。
勘違いしないでくださいね。
単語のスペル・発音は英語の能力が上がって、実務に近づいてくると、ある程度の正確性が求められますので...。
でもそれは、英語の基本文法がわかってからやったほうが、記憶定着の観点から効率的と思っています。

2)冠詞

これも発音と似たようなところがあります
ヨーロッパ言語を使う人は、気にするかもしれませんが、有っても無くても言葉は通じます。まれに、意味を持つ冠詞の使い方も有りますが、出てきた時に覚えましょう。
アジア人にとっては、冠詞や単数複数の変化形の間違いはごアイキョウです。
正確にすることに越したことはありませんが、そこでツマヅいてもあまり時間を割く必要は、感じません。
大きなルールさえ知っておけば、あとで英文をたくさん読んだり、聞いたりする過程で、感覚的に分かってきます。(が、かくいう私も、未だに冠詞をつけるべきか、つけないべきか迷うことあります。)

3)動詞の変化形(3人称単数現在、過去、過去分詞)...最低限は覚える (超重要!!)

動詞の変化形は、丸暗記を強いられて、規則性の無さにザセツする最低限は覚える必要ありますよね。
変化形のバリエーションを覚えてないと、文章も読めない、聞いても判りません。
例えば以下のような単語は覚えてください。

-be 動詞の、人称、時制による変化
is, are, am, are, was, were…

-一般動詞の時制による変化(基本)
use, used, used とか check, checked, checked….

-一般動詞の時制による変化(特殊)
run, ran, ranとかwrite, wrote writtenとかset,set,set…

特に、この項は、英語の文の根幹で、次の一般動詞の疑問形を作るためにも重要です。
この3)項だけは、何がなんでも覚えてください。
でも安心してください。単語の数は限られるので、「ここに絞って覚える!」と決意すれば、覚えられると思います。

蛇足ですが、女性名詞、男性名詞とその変化形が無いので、英語はラテン語系(フランス、イタリア、スペイン)よりカンタンです!

4) 疑問形の作り方(一般動詞)  (超重要!!)

be動詞の疑問形は、ひっくり返すだけで、簡単ですね?

be 動詞の疑問形は、皆さん覚えているでしょうか?
多くの方は記憶にあると思いますが、
This is ~ が ひっくり返って Is this ~とするだけで、疑問形になりますよね。
(なお、ココが判ってない人は、中学1年生の最初から、もう一度ゆっくりやり直してくださいね。)

一般動詞はDoがつくので、be動詞とちょっと違って戸惑います

be動詞に慣れると、一般動詞の場合はちょっと迷いますよね?
You run. を疑問形にするには Doが付いて Do you run?となります。
be動詞はひっくり返せばよかったのに、何かをくっつけるなんて、なんで不条理なんだと...

戸惑ってるうちに、複雑な三人称単数の疑問形へ...さらに戸惑います

と不条理に浸っていると、次は矢継ぎ早に、三人称単数の場合は;
She runs. が DoじゃなくてDoesが付いて、しかもrunsのsが取れちゃって、Does she run?となる。
一つの文を疑問形にするだけで、ちょっと初めて覚えることが多いのです。
これは、ザセツポイントの一つですね。

三人称単数の疑問形がザセツポイントになるストーリ

ということで、ザセツに至る場面を想像すると以下のようなカンジです。
1. 一人称(I)、二人称(you)の時の疑問文が良く覚えてないところへ来て、三人称が来てしまうと理解しきれないかもしれません。
2. 三人称単数現在の”s”がつくことを、良く覚えていないと、「このsはなに?」「doがdoesでどういう理論?」

従い、一見4)がザセツポイントだと思っている方は、一度3)に返って点検してみてください。
3)を覚えて慣れていれば、4)は確実に判ります。

この章の結論は「4)は英会話そのもので大事。3)はもっと大事」です!

4)の疑問形を覚えてないと、英会話は成立しません。
会話が成立しなければ、ネイティブと同じ発音ができてもなんの意味もありませんよね。
4)を理解するには、3)の動詞の変化形を解っている必要があります。

従って、3)をまずゆっくり時間をかけて勉強して、4)の勉強を開始してください。
4)が終われば、会話の基礎は完了なので、ぜひ頑張ってください!

なお、5)の関係詞、6) 長めの副詞句、形容詞句の解釈については、別の記事で書いていきます!

まとめ

-この初級者用のページでは、ザセツする代表的なポイントを挙げました
1) 英単語の発音、スペルの不規則性
2) aとかtheとか冠詞はつけないとか...
3) 動詞の変化形(3人称単数現在、過去、過去分詞)
4) 疑問形の作り方(一般動詞)
5) 関係詞
6) 長めの副詞句、形容詞句の解釈

そして、3)の動詞の変化形、4)の疑問形の作り方を重点的に勉強してください

とお伝えしました。

5)の関係詞、6)の長めの副詞句、形容詞句の解釈は別の中級者編のページで書きますね。

このページでザセツしたポイントが判った方は、以下のページで、上達のステップのイメージをつけてくださいね。

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以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。