みなさん、小惑星探査機の”はやぶさ”覚えてますかぁ?
数々の苦難を乗り越えて、小惑星イトカワから、サンプルを持ち帰ってきましたよね。あの時は、本当にカンドウしました。
今日の記事は、米国版”はやぶさ”の”オシリス・レックス(OSIRIS-REx)”が、2020年10月20日に小惑星へタッチダウン予定という記事を読んでいきますよ~。
記事のうしろの方に書いてありますが、2023年9月に地球に帰還するようです。
本日はengadgetさんの記事です
「OSIRIS-REx will attempt its first asteroid sample collection next month」
技術的記述はあまりないので、とにかく翻訳していきますね。
今日の語句は、attempt at (試み)、boulder(岩石)です。
最後に、気になった”はやぶさ”と”はやぶさ2″のスケジュールと、調べたリンク先も書いておいたので、最後まで読んでみてくださいね。
ちなみに、小惑星リュウグウに行った”はやぶさ2”は、2023年12月24日に帰還予定だそうです!
米国版はやぶさ、オシリス・レックスは10月20日に、小惑星ベニューへ着陸予定!
On October 20th, OSIRIS-REx will make its first attempt at collecting a sample of the asteroid’s rocks and dust.
今日の語句
attempt at ~ = ~への試み
あまり難しいところはないと思うので、どんどん訳していきますよ!
分解すると以下のような構造であることが判りますね。
(主語) OSIRIS-REx /
(動詞) will make /
(目的語)its first attempt at
(名詞句)
[<動詞>collecting
<名詞句(目的語)> a sample of the asteroid’s
<目的語1>rocks and <目的語2>dust]
=直訳=
10月20日に、オシリスRExは、その一回目の小惑星の岩やチリのサンプル収集の試みを実施しようとしている。
意訳というほどではありませんが、日本語にする際には、もう少しシンプルにしたほうが良いと思いました。
=意訳=
10月20日、オシリスRExは、一回目の小惑星の岩やチリのサンプル収集を試みる予定だ。
ここでは、”make attempt at” は、動詞的に “試みる”と訳しました。
英語のmakeは、日本語にするときにちょっと気を使いますよねぇ。
オシリス・レックスは小さいエリアに着陸する必要あり
はやぶさ2でも、リュウグウの周りをグルグル回って、着陸エリアを探してましたよね。
同じような状況のようです。
OSIRIS-REx is about the size of a large van, and it will touch down in a sampling area that is about the size of a few parking spaces — 52 feet in diameter. The area is surrounded by building-sized boulders, which could make the landing a bit more challenging.
今日の語句2 boulder
1.(丸い)大きな石、2.巨礫(岩)、直径が256mm(10.1inch)を超える礫岩
辞書で調べたところ、boulderはスポーツのボルダリングの語源なんですねぇ。
=意訳=
オシリスRExは、大きめのバンくらいの大きさで、数台のパーキングエリア程度(約15メートル四方)の試料採取エリアに着陸する予定。
その試料採取エリアは、ビルほどの岩石に囲まれており、着陸の難易度は少し高くなっている。
オシリス・レックスはロボットアームで試料採取
はやぶさ2のサンプル採取方法は、鉄球を打ち込んで、舞い上がった石を吸い込むという、斬新な作戦でしたね。
オシリスは、ロボットアームで、石ころを拾うようです。こちらの方が、よりコンサバな考え方のように思います。はやぶさの鉄球作戦は、どうやって思いついたのでしょうか?
Once OSIRIS-REx has landed, a robotic sampling arm will perform Touch-And-Go (TAG) collection.
=訳=
オシリス・レックスが着陸したら、ロボット・サンプリング・アームで”タッチ・アンド・ゴー”採取を実施する。
オシリスがしっかり試料を掴んで帰ってくることを祈るばかりですね。
参考情報1...OSIRIS-RExのNASAのニュースです
もう少し詳しい記事が、NASAのウェブページに有りました。興味のある方は読んでみてください。
「A Successful Second Rehearsal Puts NASA’s OSIRIS-REx on a Path to Sample Collection」
参考情報2...はやぶさと、はやぶさ2の軌跡
この記事をみて、
「そういえば、先輩格のはやぶさとはやぶさ2は、いつのハナシだっけ?」と思った方は多いのでは?
調べてみたので、概略のスケジュールとリンク先も載せておきますね。
なんと、2020年12月にはやぶさ2が、オーストラリアに到着する見込みのようですよ!
もうすぐ、小惑(ワク)星のサンプルが地球にやってくるなんて、ワクワクしますね!(苦笑)
はやぶさ
https://hayabusa.jaxa.jp/
2003年5月打ち上げ
2004年5月スイングバイ
2005年11月イトカワへタッチダウン
2010年6月地球帰還
はやぶさ2
https://www.hayabusa2.jaxa.jp/mission/
2014年12月打ち上げ
2015年12月スイングバイ
2019年2月 1回目タッチダウン
2019年7月 2回目タッチダウン
2020年12月 オーストラリアへ帰還予定(12月6日だそうです)
MINERVA-II2は人工衛星に – はやぶさ2、小惑星での最後のミッションに成功
https://news.mynavi.jp/article/20191101-917367/
小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの豪州への着陸許可について
https://www.jaxa.jp/press/2020/08/20200819-1_j.html
ぜひ、はやぶさ2も成功裏に地球へ帰還して、地球の生命の起源の一部を解き明かす材料を持ってくることを期待します!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
なお、わたしが英文を読み書きする際に使っている、アルクのウェブ辞書「英辞郎 on the WEB」の紹介を以下のページに書いています。お時間ある方は覗いてみてください。
