英語の勉強

Study English ! in 技術トピック/ ISSから空気漏れ !?? / pose, plug

ISS (国際宇宙ステーション / International Space Station) から、通常より多量の空気が漏れていたそうです。

自分がISSに乗ってたら、ドキドキしちゃいますねぇ。

ロシアのソユーズが持ってきたカプセルに、穴が開いてたようなんですが、その理由が「妨害工作ではないか?」というんだから、チョットきな臭い話です。

今日の語句ですが、記事に出てくるpose」と、「plugです。

記事は、Engadgetさんからの引用です。

Russians say ISS air leak could be a result of sabotage

 




今回のページの内容です

本日の語句(1):pose

本日の語句は、この記事の2セクション目の、2文目です。

This part of the spacecraft does not return to Earth, and thus the issue poses no danger to the astronauts who will be using it at the end of their missions.

== 今日のフレーズ ==

pose

(問題などを)引き起こす、もたらす

辞書の一番最初の意味には、ポーズをとる(自動詞)、ボーズを取らせる(他動詞)とあるので、少し聞きなれない意味かもしれないですね。

ちなみに、日本語読みだと同じ、一時停止のポーズは”pause”ですので、異なる単語です。

それでは、少し補足しながら訳していきます。

主文だけ抜き出すと、

“the issue poses no danger to the astronauts” =>

“その問題は、宇宙飛行士へ問題を引き起こさない”

ですね。

“thus ~” は “したがって~”とか”結果として”となります。

意味合いとしては、1文節目が、thus以降の2文節目の主文の理由になるわけです。

終盤の”who will be using it at ~”が、”astronauts”にかかる関係詞句で宇宙飛行士を説明しています。

なお、”it“は文意より、”spacecraft” = “ソユーズ”を指していると解釈して訳しました。

もう一度、解釈対象の英文を再掲しますね。

This part of the spacecraft does not return to Earth, and thus the issue poses no danger to the astronauts who will be using it at the end of their missions.

上記の解説を踏まえて訳すと以下のようになります。

宇宙船(ソユーズ)のこの(穴の開いた)部分は地球に帰ってこないので、この穴の問題は、ミッションを完了してソユーズで帰還する宇宙飛行士には危険を及ぼさない。

注:()内は原文にない。

本日の語句(2):plug

以下の文は、上の文の続きの、3文目にあります。英文的にはあまり難しくないと思いますが、私的には生死の境目を表しているようで、生々しく感じたので挙げてみました。

Astronauts Alexander Gerst plugged the hole with his finger before tape was brought in for a temporary fix.

== 今日のフレーズ ==

plug

塞ぐ、詰まる

このケースは、”(穴を)塞ぐ”他動詞でという意味で使ってます。

わたしが良く目にする技術文書では、細いパイプや、多孔質の物質の穴が “詰まる”ときに使われています。

例:the capillary was plugged by crystallized fluid = その細管は結晶化した流体で詰まった

ちょっと脱線しましたが、訳していきます。

Alexander Gerst宇宙飛行士は、(補修用の)テープが来るまでは、仮に指で穴をふさいだ。

注:()内は原文にない。

穴が2mmと書いてあるのですが、押さえた指はどうなっちゃったんだろう?と想像がふくらみますねぇ。(わたしだけ?)

指が一時的とは言え、真空に触れていたんですよねぇ...手袋してたんでしょうかね?

本日の語句(3) おまけ:MMOD = micro meteoroid or orbital debris

meteoroid = 流星体、流星物質

orbital debris = 軌道上のデブリ(破片)

いわゆる宇宙ゴミですね。これが宇宙開発でも、解決すべき大きな問題で、除去作業もスペースビジネスになっているようです。

宇宙ごみ「スペースデブリ」、これが実態 衛星ビジネスを脅かす深刻さ

記事のハイライトポイント

技術的内容ではありませんが、冒頭にも書いたようにキナ臭いので、きになりますねぇ。

「だれかが、ソユーズの一部に“わざと”穴をあけたとロシアが疑っている」というのが、この記事の趣旨なのです。

でも、宇宙飛行士が、自分が生活しているISSの一部に、たとえお国のためとは言え、穴をあけるんでしょうか?(あけないと思います。)

おりしも、スペースX社のCrew DragonでISSに到達できるめどが立ったこの時期で、ロシア、米国の、変な思惑が働いていたとかでしょうか?

せっかく、各国が協力して作り上げてきたISSの活動に暗い影を落とさないと良いなぁと、小市民ながら思います。

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

なお、わたしが英文を読み書きする際に使っている、アルクのウェブ辞書「英辞郎 on the WEB」の紹介を以下のページに書いています。お時間ある方は覗いてみてください。

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